【自作PC】電源ユニットの製造元(OEM)を調べる方法4つ

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いまや電源ユニットを自社で設計・製造するメーカーはかなり少なくなってきており、生産をどこか別のメーカーに委託するOEMが当たり前になっています。

設計すらもOEMメーカーに委託して――この場合厳密にはODMと呼ばれますが――パッケージのブランド力のみが発売元のメーカー名になっていることだってあります。

もうこれじゃあ発売しているメーカーじゃなくて、製造しているメーカーの電源ユニットと言っても過言ではないですよね。

そんなわけで電源ユニットを購入するときには、その電源のOEM元が気になってきます。

「今までにどんな電源を作ってきたのだろう」とか「発売元の評判は良いけどOEMメーカーの評判はどうだろう」などなど。

もちろん過去の評価よりも、今購入したい電源ユニットそれ自体の評価を気にするべきではあるのですが、それすらもOEM元を知っておいたほうが調べやすいのが事実です。

では、どうやってOEM元を調べるのか、その方法を4つご紹介したいと思います。

photo by Laineema

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電源ユニットのOEM元を調べる方法

電源ユニットはパッケージを見ただけでは『どこから発売されているか』が書かれているのみで『どこが製造したか』までは記載されていません。

だからと言って消費者は絶対に知ることができないのかというとそうでもありません。いくつか調べる方法があります。

腑分けする

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photo by Mat_the_W

まずは最も上級者向けの方法からのご紹介です。

腑分けとは電源ユニット本体を分解して中身を見ることを言い、自作PCの中でも電源ユニット通の人がよく使う言葉です。

電源ユニットに使われている基盤やICチップなどには製造メーカーの社名が刻印されていることがあるのでそこからOEMを判断します。

また、さらに上級者になると基盤などに社名を示すような記述が無かったとしてもヒートシンクの形状やコンデンサなどからメーカーを推測し、判断します。

腑分けすれば、使用しているコンデンサや基盤などを見ることができるので電源の良し悪しを自分の目で、かつ実物で判断できるのでどこよりも正確にその電源ユニットを評価することができます。

しかし、残念ながら腑分けという行為はメーカーの保証外となっており、腑分けを行った電源は今後どのような使い方をしたとしてもメーカーの保証は受けられなくなってしまいます。

それゆえ、初心者にはあまりおすすめされることはありません。

Yahoo/Googleで検索する

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世の中には自作PCユーザーがたくさんいます。日本国内だけでなく海外を含めればそれはもう巨大と言っていいほどにそのコミュニティは大きいものです。

その中には電源ユニットを知り尽くしたエキスパートの方たちもいるわけで、そういった方たちは、時には掲示板の中だったり、自分のブログだったりでOEM元を含めた電源の情報を公開してくださっています。

「型番 OEM」などのワードで検索すれば確実とは言いませんがヒットすることがあると思います。

ただし、誰が発言したものでも区別せずに関連したと思ったものなら全て拾ってきてくれるのが検索サイトの良いところでもあり、悪いところでもあるので、ヒットした情報がいつも正しいものとは限りません。

あのWikipediaですら事実とは違う情報が載っていることがあるのですから、検索しても間違った情報がトップに表示されることだってよくあることです。

本当に正しいのか、真偽を確かめるために複数の情報を見て判断するのがいいでしょう。

データサイトを見る

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そしてこれが本命。僕も含め、国内外多くの人が利用していると思われる方法です。

海外には電源ユニットの情報を調べて、それを公開してくださっているウェブサイトがいくつかあります。

そこにはW(ワット)数だったり、80PLUS取得の有無などが記載されており、その中にはOEM元も載っています。

その中でもおすすめのサイトを紹介したいと思います。

PSU Review Database – RealHardTechX

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RealHardTech Xというスペインの方が運営しているサイトのデータベースページです。

使い方は簡単。アルファベット順に並ぶ調べたい電源ユニットの発売元を探してクリック。そこから調べたい電源の型番を探し出すだけです。

例としてAntec NeoECO Classic NE550CのOEMはどこか見てみましょう。

PSU Review DatabaseのページからAntecを探します。

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クリックするとAntecの製品一覧が出てくるので『Ctrl + F』でページ内検索を開き『NE550C』を打ち込んでみます。

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見つかりましたね。左から4つ目がOEM元になります。どうやらNE550Cは『Neo Eco』シリーズ製品の一つで、OEM元はCWTだということが分かりました。

12V系統も42Aの504Wと高ポイントで、人気製品な理由が見えてきますね。

このようにRealHardTechXは多数のメーカーのデータが揃っているので大変便利なのですが、玄人志向のデータが無いことには注意が必要です。

PSU Platform Database

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PSU Platform DatabaseRealHardTech Xと同じく電源ユニットのデータサイトです。

データ数はPSU Platform Databaseのほうが少なめになっていますが、こちらは玄人志向のデータが載っている貴重なデータサイトです。

玄人志向の電源購入を考えている方にはとても助かると思います。

こちらも使い方は簡単。ページ上部、ヘッダー部分にあるメーカーメニューから調べたい電源メーカーを選ぶだけです。

今回もAntec NeoECO Classic NE550CのOEMを調べてみましょう。

PSU Platform DatabaseのメニューからAntecを選びます。

psu-platform-database

Antecの製品一覧が出てくるので『Ctrl + F』でページ内検索を開き『NE550C』を打ち込んでみます。

……ヒットしませんね。どうやら『NE550C』と『NE550M』を一緒に記載しているようです。『NE550』のみで検索すると一緒に出てきました。

psu-platform-database-ne550

こちらもしっかりとCWTと記載されていることから『NE550C』のOEM元はCWTで間違いないでしょう。

このようにすごく簡単にOEM元を調べることができます。運営してくださっている方に感謝ですね。

レビューサイトを見る

大抵の電源ユニットは先ほど紹介した情報サイトで見つかるのですが、どうしても見つからなかった場合はレビューサイトで見つけることもできます。

特に海外のレビューサイトでは腑分けをしつつ、OEM元にも触れていることが多いのでとても参考になります。

英語なので少し読みにくいのは否めませんが画像や表を使って丁寧に書いてくれているので英語が苦手な僕でもなんとか読むことだけなら可能になっています。

電源ユニット おすすめレビューサイト(海外)

TechPowerUp

JONNYGURU.COM

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コメント

  1. Orion より:

    PSU Platform Database owner here – thanks for including it in the article!