無職転生 漫画3巻レビューと感想 エリスの表情が豊かで幸せ

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少し遅くなってしまいましたが『無職転生 - 異世界行ったら本気だす -』の漫画3巻を読ませていただきました。

本の帯には「このWeb小説がすごい!」&「小説家になろう」総合累計ランキング第1位と大きく書かれており、やっぱりすごいなぁと改めて思いましたね。

無職転生の漫画は月間コミックフラッパーで1回、ComicWalkerでもう1回、そして今回の単行本で1回、計3回同じ話を読んだわけですが何回読んでも面白いです。

さて、コミックス3巻は10歳になるエリスの誕生パーティから始まるわけですが、3巻全体を通してエリスの表情が豊かで最高でした!

それでは印象に残ったところなど、無職転生の漫画3巻を読んだ感想を書いていこうかと思います。

ここから先はネタバレを含みます。ネタバレが苦手な方は注意してください。

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評価

75点

エリスかわいい!

もし今後原作通りの展開になるとすれば今回はとんでもなく大切な話ばかりだったのでさらに高得点をつけざるを得ないのですが、これからどうなるのかまだ分かりませんし、もしかするとそれをさらに超えてきてまた得点が変わってもいけないので今回は漫画3巻のみでの評価としたいと思います。

この先の展開、原作を知っている人なら本当はもっと違う点数を付けるでしょう。

冒頭のあらすじ

家庭教師を続けていたルーデウスはエリスの誕生パーティに参加します。

苦手だったダンスに緊張するエリスですが、ルーデウスのフォローもあり楽しく終了。エリスも楽しいひと時を過ごすことができ嬉しそうです。

ルーデウスの努力も、サウロスをはじめとした親戚たちにも認められ始め、エリスもルーデウスによって大きく変わり始めてきました。

幸せを感じるルーデウス。このまま努力の結果があらわれるときがやってくるのでしょうか。

表紙・扉絵

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艶やかなエリスとハイテンションなルーデウス

表紙では元気いっぱいな表情を浮かべるエリスですが、1枚ページをめくった扉絵では純白のドレスを纏ったエリスが艶やかに描かれていました。

個人的には表紙のような元気いっぱいなエリスのほうが好きですがいろいろな表情が見れて嬉しかったです。

それに対し裏表紙に描かれているのはルーデウスなのですが、超ハイテンションです。ウィンク・ブイサイン・舌ペロリの3コンボを決めてます。

さらに表紙のカバーを外すとそこには34歳の引きこもり(前世のルーデウス)が嬉しそうな顔をしてこちらを見つめてきます。

さらにさらに、裏表紙を見るとLINEのようなメッセージウィンドウに「カバーをめくったね」というハッとする予言が仕込まれてました。さすがルーデウス、未来を見ていたというところでしょうか。

カラーで出てきたあのお方

ついにカラーで出てきたあの人、いやあのお方。額に赤い宝石のようなものを持つ緑髪の男。

ワニとウサギの魔族が怯えていますが、残念ながらページはこれだけでここからどうなるのかは分かりませんでした。

いったい彼は誰なのか、ルーデウスとはどう係わってくるのか。気になるところですね!

第11話 バースデー

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ガチガチに固まったエリス

ダンスのシーンでルーデウスを踊りに誘ったエリスが『ガチコーン』という擬音と一緒に固まっていたところには笑いました。

ロボットダンスなら100点満点だったかもしれませんが、やっぱりエリスとルーデウスがするのはフェイントが織り込まれた舞踏ですよね。

舞踏すら剣技にしてしまうというこの設定大好きです!

ルーデウスに体を寄せられて恥ずかしそうにするエリス。これはもうデレのターンがきてますね。

ギレーヌの貴重な儀礼シーン

ギレーヌが料理を食べたくてずっとよだれを垂らしてましたが、小説で読んでいるときはまさかあそこまでとは思ってもいませんでした。

そして、杖を贈るシーンではギレーヌが畏まっていて、あんなギレーヌは恐らく最初で最後なんじゃないかなと思います。

それを見たエリスも杖を欲しがるのは、尊敬する師匠が畏まるくらいなのだからよほどすごいことなんだと思ったのでしょうね。

あの暴力ヒロインエリスの態度を一瞬で変えてしまうのだからやっぱりギレーヌはすごい!

魔除けの指輪

ルーデウスが魔除けの指輪によってルディダイブを失敗させられたシーンですが、あのときエリスは起きていたのですね。

小説版では主人公ルーデウスの一人称視点で物語が進んでいたのであのときのエリスの気持ちなどは分かりませんでしたが、もしかしたら別の展開などがあったかもしれないと思うと今からでもさらに展開を想像してしまいます。

こんなふうにたった1枚の絵だけで読者にわくわくを与えてくれるのは小説にはない漫画だからこその魅力ですよね。いや、これはフジカワ先生の手腕があるからこそかもしれませんね。

ルーデウスから贈られた杖を大切そうに抱えて眠るエリスがかわいすぎました。

第12話 昔話

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貴族貴族らしすぎるフィリップ

フィリップが本当にThe 貴族って感じすぎて怖いです。

悪巧みしてそうな、裏で何か手を回してそうな、得意なことは政略ですと言わんばかりの黒さを所々で見せ付けてきます。

ファンタジーものに出てくる貴族ってとことん無能か、常に敬語だけど実はめちゃくちゃ腹黒のどっちかが多いですよね。

フィリップはまさしく後者って感じで、エリスの父親という設定が無ければ普通に裏切ってきそうと勘違いしてしまうレベルです。

植え直されるアホ毛

ヒルダのイライラに怯えるルーデウス。

アホ毛がファッサーと抜け去り、フィリップが植え直してくれました。

ルーデウスの怯えをアホ毛で表現するなんて、よくぞそんな発想があったなと思わされました。しかも植え直されて平常心を取り戻すだなんて。

やっぱりどうしてもコミカライズは原作に比べてルーデウスの心理描写が少なくなってしまいますが、わずか数コマの表現でそれを感じさせないように見せかけるんですからすごいですよね。

少し残念なのは原作と少しイベントの順序が入れ替わっているせいでその後ヒルダが一瞬にして心変わりしてしまっているように見えるのはまぁ仕方ないとは言え残念だなぁとは思いました。

第13話 恋の迷宮

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ジト目で無愛想なロキシー

ロキシー外伝とでも言うのでしょうか。ロキシーの昔話が描かれています。

やっぱり無愛想でちょっと子供っぽいけど、魔術師としてはA級でした。

恋に恋する少女

迷宮で出会いを求めるのは……ではなく、迷宮で理想の出会いを夢見るロキシー。

仲間を見捨てようとしたサムに対して放ったこのセリフ。

私は自分の仲間を見捨てるような殿がたとそいとげる気は毛頭ありません!!!

その後も自分の気持ちを吐き出し続ける姿に応援したくなりました。

でもこんな出来事があったからこそその後でルーデウスと出会うことができたのでしょうからそれはそれでよかったなという感じです。

第14話 サプライズ

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フォースリンガル

ルーデウスが人間語・獣神語・闘神語・魔神語の習得によりフォースリンガルとなりました。

ルーデウスはたびたび「この身体は妙に物覚えがいい」と言っていますが、これは結局どうしてなんでしょうね。

本気で人生をやり直すと決意したから前世とは意気込みが違うからか、それとも異世界転生による何か特別な力なのか、あるいは本当にただ『物覚えがいい身体』というものだったのか。

そんなところまで小説や漫画に理由を求めるなと言われそうですが、それでも無職転生なら本当に何かありそうだから恐ろしいです。

嘘泣きがうますぎる

ルーデウスの演技力がすごすぎます。

嘘泣きとは思えないうまさでした。

これが本来の、年相応の反応なんですよね、きっと。

もちろん嘘泣きだから全部台無しですけどね!

家族を感じるルーデウス

自身10歳の誕生日パーティーで家族の感覚を受けるルーデウスですが、ここは読み手によって感じ方が変わってくるんじゃないかなと思いました。

前世で家族どころか他者とのコミュニケーション全てを捨てた主人公が、今度こそ本気だして後悔しない人生を送ると決意して掴んだ家族の感覚。

何か大きな過ちがある人ほど共感すると思うのですが、自分がした失敗をもう一度行うのは本当に難しいことだと思います。

それを転生という力を借りて、根は変わっていないのにもかかわらず、本気を出すと決意してついに掴むことができたのです。

よく無職転生は転生要素が無意味だという意見を目にしますが、僕はそう思いません。どん底の前世と比較できるからルーデウスは頑張れるんじゃないかなと思います。

他にも転生要素の意味はまだまだたくさんあると勝手に思っているわけですが、こういったどん底の前世と自分自身に共感できるところがあるからルーデウスに夢を見させてもらっている部分があります。

まぁ、幸い僕は家族にバットで殴られるようなこともなく、ルーデウスの前世ほどひどいものではありませんでしたけどね!

第15話 確約

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エリス好感度がずっとデレのターン

無職転生第3巻の中では第15話が一番好きです!もうエリスがかわいいの一言です!

強がっているエリス、恥ずかしそうにするエリス、驚いているエリスなどなど……この話に出てくるエリスの表情だけで画集を作れるんじゃないかという勢いです。

結構なネタバレになってしまって申し訳ないのですが、原作ではこの話が後にかなり重要になってくるのでそれを漫画で見れて本当に嬉しかったです。

イヤッの4連コンボ

突き飛ばし!アッパー!ライダーキック!そして倒れたところに肘をドスーンッの4連コンボ!

ずっとデレのターンでしたが、一瞬だけツンのターンが帰ってきてくれました。

本当に綺麗な4連コンボを見せてくれました。でも顔やみぞおちに綺麗に入ってますがルーデウスは大丈夫なのでしょうか……

と、思っていたらそのすぐ後に今度はルーデウスがこれまた綺麗なジャンピング土下座を見せてくれました。これは10歳ができる土下座じゃないですね。社会の厳しさを知っている土下座でしょう。

傲慢なる水竜王アクア・ハーティア

というわけで第14話のパーティーでプレゼントされていた杖はアクア・ハーティアという名前になってます。

ルーデウスといえばこの杖が思い浮かぶほど僕はこの杖が好きです。エリスが嬉しそうにプレゼントしてくれるシーンもお気に入りです。

無職転生ファンなら一人くらいオンラインゲームなどで自分の名前や武器名をアクアハーティアにした人がいるんじゃないでしょうか……?いますよね……?

後ろで倒れるシルフィフィギュアが切ない

鈍感主人公に今度こそ俺はなる!!!

ゴム人間のような方のセリフを言っちゃってますけど、後ろでシルフィのフィギュアが倒れているのが切なかったです。

ブエナ村に残っているシルフィのことはどうしてしまったんだ!と言いたくなりますが、どうやら僕は完全にエリスに持ってかれてしまっているのでこのシーンについてどう思ったのかはシルフィ派の方の感想を待ちましょう。

個人的には多分今この瞬間のルーデウスと同じ未来を抱いていると思います……

第16話 ターニングポイント

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空に浮かぶ赤い珠

というわけでついについに来ました!ターニングポイント先生のご登場です!

無職転生はこのターニングポイントというサブタイトルが何度か登場するのですがこれは本当に重要。毎回読者の予想を遥かに越えてきます。

漫画版ではどうなるか分かりませんが、とりあえず初登場してくれました。

空に浮かぶ赤い珠については思っていたよりもまん丸で太陽みたいだなと思いました。

あと、珠についての説明はページ数の関係上どうしても厳しかったのでしょうが原作のままやってほしかったなと思います。

ロキシーとパックス王子

ロキシーに対し傲慢な態度を取るパックス王子の登場です。

これはなかなかウザキャラを描ききってますね。

勘違いかもしれませんが、パックスは無職転生の書籍版でもイラストは無かったと思うので漫画版がイラスト初登場ということになるのでしょうか。ちょっと記憶があやふやなので後日また確認する必要がありますね。

ロキシーと会話するパックスはなんとなくイメージ通りでした。

そして大きなため息を吐くロキシー。お互いから幼さが見えますね。

アルマンフィも来た

無職転生ファンの一部で大人気のアルマンフィも登場しました。

なかなかに威厳がありますね。

そしてギレーヌが放った光の太刀ですが、ギレーヌが両目で光の太刀を打つのってかなりレアなんじゃないでしょうか。

もしかしたら原作では描写されてなかっただけで、実はいつも眼帯を外していたという可能性もまだありますが……

というか『光の太刀!!!』って普通に表記するんですね。ギレーヌの攻撃といえばいつも「ガァッ!」とかだったけど漫画版では分かりやすくするために技名を入れていくんでしょうか。なんだかこれは賛否両論ありそうですね。

ちなみに僕はあってもいいけど、今回のには別にいらなかったかなぁと思います。まぁ、原作を読んでどうなっているのか知っている者の意見なので原作未読の方からすればあったほうがいいのかもしれませんね。

正体不明のシルエットが怖すぎる

赤い珠の異変と一緒に出てきた正体不明のシルエットがめちゃくちゃリアルで怖かったです。

今回の無職転生の漫画第3巻が発売する2週間ほど前に発売されたコミックフラッパー10月号でもこの話までだったのでまだ正体は分かっていません。

あれは誰なのでしょうか。やっぱりあのヒトでしょうか。

もしこれが名探偵コナンの世界なら間違いなく犯人になっていたでしょう。

あのお方で始まり、あのお方で終わる

額に赤い宝石のようなものを持つ緑髪のあのお方が最後に出てきて無職転生漫画3巻の本編は終了となりました。

さて、次回から物語が一気に進んで行くはずなのですが、今までの1~3巻のような雰囲気が好きだった人にとって、次回からはどう思うのかなと心配ではあります。

僕はどっちも好きなのでこれからもずっと期待できるのですが、やっぱりそうじゃない人もいるだろうなとは思います。

でも無職転生はこれで読むのを辞めてしまうのには本当にもったいない作品だと思っています。漫画版ではどうなるかまだ分かりませんが、是非最終話まで読んでほしいものです。

最終話を読んだ後、再び1~3巻を読めばきっと「あぁそういうことだったのか」と思える作品になっていると思います。

コミックス4巻は2016年3月発売予定らしいのでそれを楽しみに待ちましょう。

書き下ろしSS 知己との再会

巻末にはショートストーリーが2つ収録されており、片方は無職転生の原作:理不尽な孫の手先生の最新書き下ろしSSでした。

エリスの父フィリップと、ルーデウスの父パウロの昔話で、今までありそうでなかった組み合わせのSSです。

フィリップについては今まで心情を語られることがほとんどなかったのでかなり新鮮でした。

エリスのこと、パウロのこと、そしてルーデウスのことまで考えており、腹黒だなんて言ったことを謝らなければならなくなりました。

side story グレイラット家の奥さん

もう1つのショートストーリーはルディがエリスのところで家庭教師をしており、長男不在の5人で暮らすパウロ一家のお話です。

ゼニス視点のお話になっており、これはおそらく無職転生の書籍版1巻の巻末に収録されていたSSのコミカライズだと思います。

ただでさえ重婚でパウロのこと嫌いな人多いだろうに、さらにパウロの威厳が無くなってしまわないか心配です。

本当はパウロは剣神流・水神流・北神流の三大流派を全て上級まで修めたすごい人物なんだということを忘れてあげないでください。

以前、無職転生の感想やレビューを読んでいて知りましたが、重婚やハーレムをどうしても許せないという人が結構いることには驚きました。

まぁ日本ではそれが当たり前なので分かりますが、そういう人たちから見るとパウロは憎き敵なのでしょうね。

敵は多いけど応援してるぞ!頑張れパウロ!

プロローグに終わりを告げる第3巻

漫画版無職転生3巻は原作で言うと第2章のあたりに位置します。

僕はいつも無職転生を紹介する際に、第1,2章はプロローグだと紹介してきました。

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次回から物語が一気に動き出し、今までがまるで壮大なキャラクター紹介だったかのように思えるからです。

メタ的な発言をするとただそれだけではなく、とても重要な話だったのだと後で思うことになるのですが、そういう見方をしても今回の漫画第3巻はめちゃくちゃ満足できるものになっていて嬉しかったです。

次回の4巻も楽しみです!

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