400W・450WでおすすめのPC電源ユニット紹介【Haswell対応】

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自作PCやBTO PCの電源容量を選ぶとき、多くの人が500Wかそれ以上の電源を選んでいると思います。

理由としては、グラフィックボードを載せるから、汎用性が高いからなどが挙げられるでしょう。

しかし自分の用途が決まっており、グラボも必要ないと分かっているなら500W以下でも十分です。

普段はWordやExcelで、たまにゲームをやるとしてもブラウザゲームや軽い2Dゲームだけ。そんな人へ400W・450Wのおすすめ電源をまとめてみました。

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Haswell対応とはなんだ

haswell対応

よくパソコンの電源ユニットを調べていたら『Haswell対応』という言葉が書かれた説明を目にすると思います。

これはインテルのコードネームHaswellで新たに追加されたC6/C7ステートというものがあり、それに対応しているかどうかを記載しています。

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まぁ、言ってみれば2013年ごろに追加された新しい機能ですね。2013年を新しいと見るか古いと見るかはまぁ微妙ですがそれについては置いておきましょう。

C6/C7ステートとはC0(フル稼働状態)、C1(スタンバイ状態)、C3(スリープ状態)より深いステートにすることでさらに消費電力をカットした状態になります。

そうすることで従来まではスタンバイ状態でも約1Wほどだったものが、約0.5W前後の状態に入ることが可能になりました。

しかしこれには0.1W単位という非常に低い電圧を調整する必要があるため、古い電源だと対応していない可能性があります。

このステートに対応しているかどうかをユーザーに分かりやすくするため、メーカーは『Haswell対応』という言葉をできるだけ記載するようになりました。

ちなみにHaswell非対応の電源でC6/C7ステートに入ると、スリープ状態にならずそのまま電源が落ちてしまうなどの問題が発生する恐れがあります。

しかもWindowsからは正常に終了できませんでした、のお叱りも受けるのでそこそこ罪悪感が生まれます。

非対応の電源を使っていてもC6/C7ステートはBIOSからオフに設定できるので使う予定が無ければ切っておくのもいいでしょう。

400Wのおすすめ電源

ATX/EPSは自作PCで一般的に採用されているATXのマザーボード、ケースのサイズに対応した電源規格になります。

SFXはATX電源が取り付けられないほど小さなMicroATXケース以下の省スペース向けの電源規格で、ATXのケースに取り付ける際は『ATX電源変換プレート』『ATX電源変換ブラケット』などと呼ばれるものが必要になります。電源に付属したり、別売りだったり、付いてくるかどうかは製品によります。

ATX/EPS規格電源ユニット

玄人志向 KRPW-G3-400W/90+

玄人志向というと、ちょっと自作上級者なイメージだったり、安心して使えないイメージを持っている人もいるかもしれませんが、電源に関して玄人志向自身は電源を作っておらず、OEM製品を売っている総合ブランドのような立ち位置になっています。

OEM元によって異なりますが値段なりの性能を持ち、使っているユーザーも多いのでインターネットで情報も集めやすいため、あくまで自己責任には変わりありませんが、信用して選ぶことができます。

『KRPW-G3-400W/90+』はビデオカードやデバイス側の電源ケーブルのみプラグイン仕様の80PLUS Gold認証取得の電源ユニットです。箱が派手ですね。

OEM元はATNG。まさに価格なりといった評価で、1万円を超えるような高級電源では候補に挙がらないけれど、7千円以下で電源を選ぶならまず候補に入れられるといった感じでしょうか。

+12V重視の合計33A シングルレーン出力となっており、複数系統の電流制限によるトラブルがありません。

オウルテック(FSP) AS-400

『AS-400』は丈夫で取り回し易い直出しスリーブケーブルを採用した80PLUS Gold認証取得の電源ユニットです。

オウルテックも自社でほとんど電源を生産しておらず、OEM製品を販売しています。しかしオウルテックはOEM元を商品名やパッケージに組み込むなど、かなりオープンに販売している印象があります。

オウルテックが販売する電源は昔から自作PC初心者から上級者まで誰にでも人気があります。特にOEM元がSeasonicの電源を販売しているという点が大きいですね。『AS-400』のOEM元はFSPですが、向こうが「最上位クラスの1つ」ならこちらは「価格相応に購入できるナイスな電源」といったところでしょうか。

プラグイン対応ではありませんがスリーブケーブルとなっているので取り回しもしやすく、耐久性も問題ありません。

特許取得のオリジナルICを搭載しており、性能の向上、排熱、消費電力の軽減にも貢献しています。

さすがに耳を近づければ気になりますが、静音性の高い流体軸受けファンを採用しているので、ある程度の静音性を得ることもできます。

超低価格電源以外を考えている人にはぴったりの電源だと思います。

SFX規格電源ユニット

玄人志向 KRPW-SX400W/90+

玄人志向の『KRPW-SX400W/90+』です。OEM元はEnhance。実績もかなりあり、安心感がありますね。

SFXなので省スペース向けに作られた電源になります。とは言っても性能に大きな問題はなく、むしろメーカーの製品ページによると、+12Vは合計33Aの大容量を実現しており、高品質ALL 105℃日本メーカー製電解コンデンサー搭載というハイスペック振りです。

省スペースPCに搭載することを考えるとプラグイン非対応なのが少し残念ですが、コストもかかるし、技術的にも難しかったのかもしれませんね。

一応プラグインに対応した『KRPW-SXP400W/90+』という電源ユニットもありますが、こちらは製品ページによると105℃日本メーカー製電解コンデンサーを使っておらず、また『KRPW-SX400W/90+』に比べるとほんの少しだけファンのノイズが大きくなっていることに注意が必要です。

ただ、こちらの『KRPW-SXP400W/90+』にはATX変換ブラケットが付属しているので別途用意しなくてもすぐATXとして利用可能です。

430Wのおすすめ電源

ちょっと番外になりますが、400Wでも450Wでもなく、その間の430W電源になります。

どうしても紹介しておきたい電源が2つあったので設けました。

ATX/EPS規格電源ユニット

Corsair CX430M

まずはCorsairの『CX430M』です。必要な分だけ接続できるフラットセミモジュラーケーブル、つまりプラグインに対応したフラットケーブルを採用しており、スリーブ加工されたケーブルに比べ柔らかいのが特徴です。

OEM元はCWT。ここも数多くの実績があり、信頼できます。

80PLUSはBronzeを認証取得しており、個人的に変換効率はGoldとあまり変わらないと思っているのでまったく問題がありません。

自動回転数制御対応の120mm静音ファンを搭載しており、低負荷時は回転数を絞ることで静音性を確保、電源内部の温度に合わせて最適なエアフローを供給します。

ただ1つ心配なのは、このCX430Mを含むCXシリーズはHaswellに公式で対応しているとアナウンスされていない点です。一応C6/C7ステートから問題なく復帰できたという報告はいくつか聞きますが、公式で正式にサポートしていない以上は自己責任になるでしょう。

もちろんC6/C7ステートを使う予定がなければ関係ない話になってくるので、それ以外では価格も抑えられており、かなり好評な電源でしょう。

とにかくCorsairというブランド力が大きく、ユーザーもかなりいるのでこれは是非おすすめしたい電源のひとつです。

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ENERMAX ERX430AWT

430Wの電源では最も有名と思われるENERMAXの『ERX430AWT』です。OEM元はCWT。こちらも一次側に日本メーカー製電解コンデンサを搭載しています。

高級感溢れるデザインや、ブランド力などさすがのENERMAXといったところです。僕もケースファンを全てENERMAX製にしたくらいにはENERMAX好きです。

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『ERX430AWT』は80PLUS Gold認証取得のセミプラグイン電源になっており、ケーブルはCorsairのCX430Mと同じでオールフラットケーブルになっています。

面白いのがこの製品、ヒートガードシステムという機能を搭載しており、PCシャットダウン後、システム内に残った熱を排出するために約30~60秒間冷却ファンが回転します。これによりシステム内に残った熱を排出し、製品寿命の向上を実現しているようです。

あと、注意しなければならない点として、よくあるATX規格の電源サイズは 150(幅)×140(奥行)×86(高)mmなのに対して、ERX430AWTは 150(幅)×160(奥行)×86(高)mmと少し奥行が大きいので注意してください。

450Wのおすすめ電源

ATX/EPS規格電源ユニット

オウルテック(Seasonic) SSR-450RMS

恐らく現状450W電源最強ではないかと思います。オウルテックの『SSR-450RMS』です。

OEM元はSeasonic。先ほどオウルテックの『AS-400』でも書きましたが、Seasonicは品質にこだわった電源を生産することで有名な電源メーカーです。数多くの実績からファンがとても多く、ブランド力だけでも一級品扱いです。

価格は少し高くなりますが、信頼の日本メーカー製105℃アルミ電解コンデンサを一次側だけでなく二次側にも採用していたり、万が一電源に異常が生じた場合、電源およびPC各部品を保護し、故障を防ぐ保護機能を搭載したりと、かなり安心できる電源になっています。

80PLUS Goldを認証取得しており、サイレントファンコントロールという機能により温度と負荷を検知し、自動的にファンを制御、静音と冷却を両立します。

本体サイズがENERMAXの『ERX430AWT』と同じく150(幅)×160(奥行)×86(高)mmとなっているのでそこだけはよく確認しておいてください。

これくらいのものになると1万円を超えてきて、決して手に入れやすい価格とは言えませんが、品質が確かなのは間違いありません。450W電源において第一に候補に入る電源と言えるでしょう。

Cyonic AU-450X

恐らくこのメーカーの名前を聞いたことがある人はそんなに多くないんじゃないかと思います。Cyonicは元Seasonicの従業員が設立した新興ブランドです。つまり技術力はSeasonicに近いものを持つと考えられています。

『AU-450X』は全ケーブルの着脱に対応したフルモジュラー、フルプラグイン仕様になっており、80PLUS Goldを認証取得しています。

元Seasonicのメンバーが係わっているだけあって品質はかなりこだわったものになっています。

一次側に105℃品日本メーカー製コンデンサー使用し、二次側には耐久性と安定性に優れる固体コンデンサーを使用しています。そしてさらに電流を効率的に伝達できる、金メッキを施したコネクターを採用しています。

エアフローにもこだわっており、イージーベントデザインと呼ばれる、エアフローの効率を最大限にし、電源の冷却を効果的におこなうと言われるものや、フルプラグインであることから必要なケーブルだけを使えばいいのでさらにケース内のエアフロー改善に繋がります。

また、サイレンスガードシステムという静音ファン、ヒートシンクの適切な配置、ファンコントロールシステムを組み合わせて電源の動作音を抑えつつ効率的に冷却する革新的デザインを採用すると共に、ファン自身も軸のブレがほとんどない静音ファンを搭載しています。

価格は安くないですが、性能だけ見れば間違いなく450W電源最強クラスの1つだと言えるでしょう。新興メーカーや新製品が好きな人には特におすすめしたい電源です。

Thermaltake TR2 450W Bronze

Thermaltakeの『TR2 450W Bronze』です。OEM元はCWT。いろんなメーカーの製造を請け負っていますね。

高い性能と信頼性を誇る日本製105℃コンデンサ搭載を搭載しており、80PLUS Bronzeを認証取得しています。

他の電源ユニットに比べると長めのケーブルが特徴となっていて大きめのケースでも問題なく取り付けられるように設計されているようです。

冷却ファンには、最大1,500rpmの120mm静音ファンを搭載。電源の負荷の状況に応じて回転数を制御することで、静音性の確保と確実な内部冷却を実現しています。

プラグイン対応ではないですが、6,000円前後から購入できる電源としておすすめの電源です。

ANTEC EA-450-PLATINUM

なんと80PLUS Platinumを認証取得している電源です。現状450Wで80PLUS Platinumを安定して購入できる電源はこの『EA-450-PLATINUM』だけかと思われます。

Antecは昔から多くの自作PCユーザーに愛されてきたメーカーで本当に数多くの実績を持ちます。

『EA-450-PLATINUM』は2011年に発売されたにもかかわらず、いまだ多くのユーザーがいることで有名な電源です。OEM元はFSPです。

二次側に日本メーカー製105℃電解コンデンサを採用しており、より長寿命で安定した電圧を実現しています。

Haswellが発売される前から待機電力1W以下を実現しており、当然Haswellが発売されてすぐショップページには『Haswell対応』の文字が記載されていました。

静音性と耐久性に優れた、120mmダブルボールベアリングファンを搭載しており、温度に応じて回転数を変化させるサーマルマネージャー機能に対応しています。

最高レベルの安全を実現するため、各種保護機能も搭載。認証も取得しています。

決して新しい電源ではないですが、価格も1万円を切っており、450WのPlatinum電源がほしいなら必然的にEA-450-PLATINUMがおすすめされると思います。

SFX規格電源ユニット

Silverstone SST-ST45SF-G

Silverstoneの『SST-ST45SF-G』です。OEM元はEnhance。

SFX規格ながら、ATX規格の電源にも引けを取らない性能になっており、ケーブルもフルプラグイン対応で小さなケースでも取り扱いやすくなっています。

恐らく80PLUS Gold認証取得の450W SFX規格電源ユニットはこれだけなので目的、要求がはっきりしているならこのSST-ST45SF-Gがおすすめかなと思います。

ちなみにSFX→ATX変換ブラケットも付属しています。

ただこの製品、ファンの評価があまりよくなく、少し音が大きいといった印象です。

一応ファンの交換を行えば解決するのですが、もちろんファンの交換はメーカーの保証外なので自己責任で行う必要があることに注意してください。

それ以外はユーザーのニッチな要望に応えた素晴らしい電源と言えるでしょう。

今回紹介した電源 まとめ

長くなってしまったので今回紹介した400W・430W・450Wのおすすめ電源ユニットをまとめておきます。

メーカー及び型番 容量 対応規格 80PLUS プラグイン
玄人志向 KRPW-G3-400W/90+ 400W ATX/EPS GOLD セミ
オウルテック(FSP) AS-400 400W ATX/EPS GOLD
玄人志向 KRPW-SX400W/90+ 400W SFX GOLD
玄人志向 KRPW-SXP400W/90+ 400W SFX GOLD セミ
Corsair CX430M 430W ATX/EPS BRONZE セミ
ENERMAX ERX430AWT 430W ATX/EPS GOLD セミ
オウルテック(Seasonic) SSR-450RMS 450W ATX/EPS GOLD セミ
Cyonic AU-450X 450W ATX/EPS GOLD フル
Thermaltake TR2 450W Bronze 450W ATX/EPS BRONZE
ANTEC EA-450-PLATINUM 450W ATX/EPS PLATINUM
Silverstone SST-ST45SF-G 450W SFX GOLD フル

電源選びの参考、比較になればと思います。

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